ウィルコム版の201HWに国際版ROMを焼きSIMロック解除を試す
WILLCOM版 201HWに国際版のROMを焼き、SIMロック解除を試してみました。
今まで公式、非公式ともにSIMロック解除ができず電源の入る文鎮としてしか使い道の無いWILLCOM版の201HWに国際版のAscend P1 LTEのSystemを焼く事ができ、SIMロック解除できる可能性が出てきましたので実験させていただきました。
また今回以下の作業を行った結果として文鎮化などの不具合が起こりましたとしてもこちらでは一切の責任を負いませんのでご了承ください。
【root化について】
今回ソフトバンク版の201HWのrootキットではroot化できないとのことでしたが、HW-01Eのrootキットを使ったところroot化できました。参考にさせていただいたのは以下のサイトです。
docomo Ascend HW-01E投売りでも日本では売れない?(これと言った特徴の無い携帯。ついに永久root化の方法が!)
【CWM導入について】
こちらもHW-01EのCWMを焼くことができるようです。
DevRenaxさん製作のCWMをFastbootから焼きこむことでCWMの導入をすることができるようです。
参考にさせていただいたのは以下のサイトです。
文鎮製作工房 ウィルコム版201HWにCWMを導入する(※人柱要素高)
【ROM焼きについて】
まず必要なものとして以下の4点をご用意ください。
・adb、Fastbootコマンドが通るPC
・root化、CWM導入済みでCWMにてバックアップ済みの201HW
・Ascend P1 LTE U9202L-1の公式ROMデータ
・Huawei Updete Extractor v0.9.7.1
【バックアップについて】
CWMでバックアップされてない場合はこの時点でバックアップします。
CWMのメニューからbackup and restoreを選択しbackup to external sdcardを選択します。
こうすることでmicroSDカードにバックアップすることができます。
また今回はmodemの書き換えも行うのでこちらのバックアップも行いましょう。
adb shell
su
mount -o rw,remount / /
cd /dev/block/platform/msm_sdcc.1/by-name
“ls -l”こうすると各ブロックの名称が一覧で出てくるので、必要に応じてdd ifコマンドでバックアップ。
adb shell
su
mount -o rw,remount / /
dd if=/dev/block/mmcblk0p14 of=/sdcard/system_bak.img
dd if=/dev/block/mmcblk0p11 of=/sdcard/boot_bak.img
dd if=/dev/block/mmcblk0p3 of=/sdcard/modem_bak.img
念の為にこれらのファイルをPCなどにバックアップされることをおすすめします。
【国際版ROMからIMGファイルを抽出】
ダウンロードした国際版ROMをZIPを解凍しUPDATE.APPをHuawei Updete Extractorをつかい必要なファイルを抽出します。
手順としましてはUpdate Fileに解答したUPDATE.APPを選択、並んだファイル群の中からMODEM.IMG、BOOT.IMG、SYSTEM.IMGを選択し右クリックExtract Selectedをクリックし任意のフォルダに保存します。
【ROMの焼きこみ】
ROM焼きの作業を行う前にかならずCWMからwipe data/factory reset,wipe cache partition,wipe dalvik cacheを行ってください(wipe dalvik cacheはメインメニューからadvancedに入り選択してください)起動状態でコマンドプロンプトから”adb reboot bootloader”を入力、もしくは電源OFFから音量下ボタンを押した状態でUSBケーブルを接続しfastbootモードに入ってくださいFastbootモードに入ったら以下のコマンドを流し込んでいきます。
fastboot flash system system.img
fastboot flash boot boot.img
fastboot flash modem modem.img(国際版ROMを焼きたいのみの場合は省略可)
fastboot reboot成功したら以下の画像のようになります。
以上の作業でWILLCOM版の201HWをascend P1 LTE化が完了しました。【SIMロック解除について】
さてここからが本題です。
この状態でウィルコム以外のSIMを入れると以下の様なNCKコードの入力画面が出てきます。ここに入力するためのコードは、”sim-unlock.net“などで購入できます。しかし、発行されたコードを入力しても『SIMネットワークサブセットのロック解除要求は失敗しました。』
と出て解除することはできませんでした。
どうやら国際版のmodemを焼くだけではSIMロックは解除できないようです。
【国際版化後のroot取得について】
国際版化した後のroot取得ですがHW-01Eのrootキットを使うこともできますが、Motochopperを使うこともできるようです。こちらのほうかbatファイルを起動し実行するだけでroot化が可能なのでお手軽です。