マツダコネクト Android Auto/Apple CarPlay 追加キット・自車位置演算ユニットを取り付け 工賃と変更点

マツダコネクトにAndroid Auto/Apple CarPlay 追加キットと自車位置演算ユニットを取り付けました。

マツダコネクトのAndroid Auto/Apple CarPlayに対応させるための追加キットとGLONASSやみちびきなどの人工衛星が受信でき、ジャイロセンサーなどが追加される自車位置演算ユニットの装着もしました。

工賃


工賃に関しては、ETC2.0や自車位置演算ユニットの有無などでかなり変動するとの事でしたので、参考程度の金額として見ていただければ良いかと思います。

同じ構成であれば、ほぼ変わらないはずです。

  • アクセラ マイナーチェンジ後 BM5FS 2016年式
  • ETC 2.0搭載
  • 自車位置演算ユニット同時取付

作業・部品名 金額
Android Auto/Apple CarPlay・自車位置演算ユニット30,240円
取り付け工賃34,743円
合計(消費税込み)64,983円

部品代より工賃の方が高い結果となりました。ただ、これにはナビ連動のETC 2.0であったり、USBユニットやGPSアンテナの取り替えなど結構大掛かりなようで、仕方ない範疇だと思います。

変更点


・バージョンアップ

マツダコネクトのバージョンが 70.00.335 にアップデートされました。

バージョン 70以降がAndroid Auto / CarPlayに対応するバージョンとなります。

・Applications画面の変更

“ウォーニング”と”メンテナンス”がまとめられ”車両ステータス”にまとめられました。

また、”Apple CarPaly”と”Android Auto”の項目が追加され、この画面からAndroid AutoまたはCarPlayの画面へ移行する形になります。

ただし、スマートフォンは、USB 1に接続した方しか認識されず、Android AutoとCarPlayの両方を同時に使い分けるといった使い方はできません。ですので、利用できないサービスは、グレーアウトされます。

・通信設定に項目追加

Settings画面の通信タブでは、今までBluetoothのみでしたが、”Android Auto接続”、”Apple CarPlay接続”が追加されました。

・サウンド設定に項目追加

Settings画面のサウンドタブに、”ガイダンス音量”が追加されました。

ただし、グレーアウトはされていないものの、項目が選択できませんでしたので、この画面では音量を調整できないようです。

・接続されている機器がステータスバーに表示

各サービスが利用可能な時は、ステータスバーにアイコンが表示されます。

・USBコネクタの変更

USB接続するユニットごと変更になっています。接続できるポートは、変更ありませんが、USB 1の部分にスマートフォンの絵柄が追記されています。

Android Auto / CarPlayを利用する場合、USB 1に接続する必要があり、USB 2では、認識されませんでした。

以前装着されていたユニットは返却され、ユニット自体は、はめ込み式でした。

・自車位置演算ユニットについて

自車位置演算ユニットでは、「みちびき」や「GLONASS」の人工衛星の受信が可能になり、3Dジャイロセンサーなどセンサ類も追加されます。

見た目上の違いは、特にありませんでした。

ただし、GPSマーク色の意味合いや設定上の”ナビ補正機能”が使用できなくなっています。

  • 緑色:DR/GNSS ハイブリッド状態での測位
  • 黄色:GNSS 単独測位
  • 赤色:DR 単独測位(車速など自動車のセンサのみで測位している状態)

Android Auto / CarPlayでは、自車位置の測位は自車位置演算ユニットの有無によってい変わるようです。

ユニット有りの場合、Android Auto / CarPlayを使用していても自動車側が自車位置を測位、

ユニット無しの場合、Android Auto / CarPlayを使用している場合スマートフォン側が自車位置を測位するという事で、

正確な位置情報を得るには自車位置演算ユニットは必要となってきます。

特に、スマートフォンは、都心部のビルが立ち並ぶ場所では、位置が乱れますので都心では必要不可欠になりそうです。

参考:【マツダコネクト】Apple CarPlay / AndroidAutoでの自車位置判定は車側?携帯側?≪追記≫レトロフィットについて – K-BLOG http://k-honblog.com/archives/26526173.html

こちらも以前装着されていたGPSアンテナが返却されました。

不満点


マツダコネクトのAndroid Auto / CarPlayの追加キットでは、概ね満足しているのですが、一部不満に思った点がありました。

USBオーディオは、Android Auto / CarPlayの音声が再生されるとオーディオが停止する

Android Auto / CarPlayでナビを併用して使用し、ナビ音声が再生されるとUSBオーディオが停止されたままになります。

これは、マツダコネクトのEntertainment項目上では、”USB 1″にAndroid Auto / CarPlayが接続され、”USB 2″にUSBオーディオが接続されている為、FMラジオとAMラジオが同時に再生できないのと同じで、入力機器を切り替えているために起こります。

“USB 2″のUSBオーディオを選択して再生していても、Android Auto / CarPlayの音声が再生されると、入力元が自動的に切り替わり”USB 1″を再生している状態になったままという事です。

今の所、Android Auto / CarPlayを使用しながらの音楽再生の解決策は、スマートフォン側に音楽を入れ、Android Auto / CarPlay上で音楽を再生するしかありません。

もしくは、マツダコネクトの純正ナビを使用しながらUSBオーディオを再生するの2択という感じです。

総括


欠点はあるものの、マツダコネクトのナビより更新が早いスマートフォンのナビを使用できるのは、便利です。

また、ナビ検索をするときも文字入力をマツダコネクトの画面に打ち込む手間もなく、スマートフォン上で、ササッと調べてナビを開始できるのは便利と感じました。

特に住所を打ち込む必要がある時に、コピー&ペーストだけで行けるのは楽です。

自分の車では、スマートフォンホルダーを付けていたのですが、不要になり外す事もでき視界が広がったのも良かった点です。

自車位置演算ユニット無しとの比較ができませんが、今の所Android Auto / CarPlayを使用していて位置が乱れるという事はありませんでした。

Android Auto / CarPlay 追加キットと自車位置演算ユニットはセットで取り付けをした方が、精度的にも工賃的にも良いかと思います。

価格は少し張りますが、普段からスマートフォンのナビを使っているというユーザーには、追加キットと自車位置演算ユニットを装着してみてはいかがでしょうか。

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