【ベストバイガジェット2019】DMC-12 デロリアン
【ベストバイガジェット2019】DMC デロリアン DMC-12
初参加の企画「今年のベストバイガジェット2019」の記事です。
今年はなんだろうと考えるまでもなく、ベストバイはバック・トゥ・ザ・フューチャーのタイムマシンことデロリアンです。
DMC-12 DeLorean
DMCとは、デロリアン・モーター・カンパニーの略称で、DMC-12は、1981年にこのメーカーで作られた最初で最後の自動車です。
約8,000台製造されたと言われているDMC-12は、現在では約6,000台現存しているとみられ、日本には200台ほどあると予想されています。
デザインは、イタリアのデザイナーのジウジアーロ氏のデザインで、イタルデザインです。
日本車ですと、スバル アルシオーネやいすゞ ピアッツァなどです。
ボディは、ステンレス製で、無塗装。ヘアラインを残した加工です。
設計は、イギリスのメーカー ロータスが行っています。
エンジンは、プジョー・ルノー・ボルボで共同開発されたもので、フランス製2.8L V6 機械式インジェクションのエンジンをリアに搭載しており、RRです。
このようにデロリアンは、イタリアのデザインで、イギリスが設計し、フランスのエンジンを搭載したアメリカの自動車と、多国籍車でもあるのです。
自分が買ったモデルは、
- 1981年式
- 中期型
- グレー内装
- 5MT
となります。バック・トゥ・ザ・フューチャーに登場したモデルと同じモデルです。
DMCカルフォルニアにて整備された認定中古車扱いの車両で、ボディも綺麗でした。
なぜ24歳でデロリアンを買ったのか
きっかけは、小学生の時に見たバック・トゥ・ザ・フューチャーの映画です。
映画の影響としても普通は、「買おう」という決断にはならないと思います。
では、なぜ買ったのか。それは、単純明快で「自分で所有し、操ってみたかった」からです。
そもそも、「まだ買えるのですか?」という質問をよく受けますが、アメリカにはまだディーラーがあり、日本に輸入する事が可能です。また、日本でも輸入を代行して販売やメンテナンスを行っている店もあります。
デロリアンを入手する事は、金額以外では簡単です。金額的には、現在の相場で日本で購入すると800万円〜となります。800万円あれば、立派なスポーツカーだって買えますが、あえてデロリアンを選びました。
デロリアンは、希少性が高く、小学生からの憧れの車です。しかも約40年前と自動車で、パワーステアリングも電子制御もない自動車です。ならば、体力的に考えても若くして乗り回さないと損では?という考えから購入を決意しました。
「どうせならカッコイイ方がいいだろう?」とドクも言っています。
ガルウィングドアって実際どうなのか
ガルウィングドアの使い勝手の感想は、使いやすいと感じました。隣との距離は、約30cmあれば開きます。
狭い場所に駐車しても横開きのドアのように、すり抜けるように出る必要もありません。
雨が降っていても、ドアを少し開けて隙間から傘をさすなんてみっともないし、車内が濡れるような事もありません。
ガルウィングドアは、意外と合理的なドアなのです。
ただ、そもそも車幅が190cmはあるので、日本にはちょっとスペースが小さいのがネックです。
※(ランボルギーニ カウンタックのような斜めに開くドアは、ガルウィングドアではなくシザードアと呼ばれるドアです)
実は割と現代の自動車
ステアリングは、チルト&テレスコピックステアリングで、前後と高さを調節できます。現代の自動車ですら、調節できない車種が多いのに、これには驚きました。
シフトには、リバースのシフトリバーストリガーの機構があります。トリガー自体はありませんが、引き上げてリバースに入れるという機構が備わっています。
エアコンももちろんあります。フルオートエアコンではありませんが、デフロスタもついています。
小さいですが、パワーウィンドウもあります。
ラゲッジスペースは、前にあります。とても深いわけでなないですが、キャリーバッグくらいの高さの物は入りそうです。広く浅くという感じです。(給油口もトランクにあります)
座席後ろにも物が置けるスペースがあり、座席を倒した下には、鍵付き収納ボックスもあります。もちろん、グローブボックスもあります。
後ろの視界はどうなのか
デロリアンは、リアエンジンを採用しているので、後ろはメッシュになっています。
後方の視界は、どうなのか?と思いますが、プリウスと似たような感じでした。
後方が全く見えないわけでもなく、それなりに視認性は良いです。
しかし、下の方が見えませんので、駐車時は気を使います。
駐車時は、カウンタックリバースならぬデロリアンリバースで、ドアを開けて身を乗り出してバックします。
やはり永続的に乗り、楽しく走るなら整備は必要
パーツはほとんど出る
1ヶ月ほど乗った感じでは、アクセルリンケージやクラッチ、ブレーキのマスターシリンダーなどの整備や点火系の整備、電装系も必要かもしれないという状態です。
パーツは今でもほとんどが供給され、整備には困りません。対策品などのパーツも出ているので、近代化改修も追々できたらと思っています。
日本でも専門に整備しているお店があり、日本で乗る分にはほとんど困ることは無いでしょう。
いくら、DMCカルフォルニアの認定中古車でも40年前の自動車で、整備した人がアメリカ人なので、日本のようにキッチリカッチリした整備はされていないと考えても良さそうです。
実際、納車時からネジが抜けていたり、一部パーツが取り付けられていなかったりと細かい部分が行き届いていませんでした。
2019年だけでなく人生の中でもベストバイ
人生の中で一番の買い物が、このデロリアンとなると確信しています。
今後、これを超えるベストバイは無いと言えます。
価値の面でもこれから上がって来るでしょうし、永久的な宝物になってくれる事でしょう。
先週末から、DMC創始者であるジョン・デロリアンのドキュメンタリー映画も公開されています。お時間ある時に、ぜひ足を運んでみてください。
以上、今年のベストバイガジェット2019 “DMC DMC-12 DeLorean”でした。
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